自分の生涯にしたいことが数あろうと、その中の何を自分は一番したいかよくよく考えて、何が第一か決まったらそれに専念せよ、
他のことすべてが破れてもかまわずその一事にうちこめ、さもないと何一つ実現できないぞ。セネカの言うのもそのことだ。
同じ忠告は「徒然草」にもある。
されば、一生の中、
むねとあらまほしからん事の中に、
いづれか勝るとよく思ひ比べて、
第一の事を案じ定めて、
その他は思ひ捨てて、一事を励むべし。
「徒然草」第百八十八段(p220-221)
『ローマの哲人 セネカの言葉』
現代においても,同じことを面白い例え話をつかって説明している人がいます。
長文をそのままコピペしても,読みにくいので,リンクを貼っておきます。
「マヨネーズ瓶と2杯のコーヒー」
古今東西を問わず,人間の本質はそれほど変わらないのかもしれません。
すべてのことをやり遂げるのに,人生はあまりに短すぎる。