読書
ショッキングな数字を挙げて不安を煽っているニュースなどをよく拝見します。 下記「リスク比較セット」を使うと,無味乾燥な数字によるリスクを感覚的に(そこそこ正確にも)理解することができます。 過剰な不安を抑えることができるかもしれません。 出典…
「男なんか…」とか「女なんか…」なんて言っている人は,男という生き物,女という生き物がわかっていない。 ま,喪男のオイラがんなことを言っても説得力ゼロなのだけれどもね(駄目ぢゃん!)。 男も女も別の惑星の生物だと思って,下記のトリセツを読めば…
すべての悲しい言葉の中で、最も悲しいのは「あのとき、ああしていたら」という言葉。 ―― ジョン・グリーンリーフ・ホイッティアー 努力を傾ける、時間を作る、手紙を書く、謝る、旅にでる、プレゼントを買う。 なんでも、したほうがいい。 つかんだチャンス…
女性のほめ言葉は男性の頭を少しばかりやわらかくするが、けなす言葉は男性の心臓をぐさりと突く。 そして心は固く閉ざされ、彼女を二度と以前のように愛せなくなる。 ―― ヘレン・ローランド 出典:『その科学が成功を決める』 (リチャード・ワイズマン,文…
コンビニの通路を歩いても、ファストフード、ソフトドリンク、シリアルの広告を見ても、目につくのは食品の種類の多さ、変わった名前、ありとあらゆる形、色、食感のPRだ。 そのような多様さにわたしたちは引き寄せられる。 だが表示を読んでみると、「-rose(トロー…
■フランクリン効果: 人は、自分が力を貸した相手を好きになる。 ただし、力を貸すといっても、あまり負担がかからない範囲にかぎられる。 大きな要求は逆効果になり、人は力になるのをしぶったり、即座にはねつけたりするだろう。 ■失策効果: ときどきへまをしでか…
■ゆっくり食べる 時間をかけて食べると摂取量が少なくなる。 脳が実際より多くの量を食べたと受け取るから。 ■飲むなら細長いグラスで グラスの口の広さに関係なく、中に見えるアルコールの高さが量の判断と結びつくらしい。 ■おいしいものは、視界から遠ざ…
「何事によらず中途半端が一番いけないのだ。 趣味に徹底的に打ち込んだ人は、やがてそれを職業にするために組織を離れていく。 その方面に才能が開けたのである。なまじ酒と女と賭け事に中途半端な面白さを覚えた人間がそれに溺れてしまうのである。 溺れるという…
大雨の戒めということがある。 逆の途中でにわか雨にあうと、濡れては困るとばかりに、急いで軒下などに走ったりするが、濡れることには変わりない。 はじめから濡れてもかまわないと思っていれば、なんの苦になることがあろうか。 これはすべてのことに共通する心…
女が主人公である世界的名作の物語。 これを皆さん、思い出してください。 『かえるの王子』にせよ『竹取物語』にせよ、女の幸せのパターンというのはお姫様という形に出てきますが、お姫様にはたくさんの選択肢があるというのが幸せなんですね。 お姫様の婿選…
習慣1 「今日が最後かもしれない」と思って暮らす 習慣2 生きる意味を無理に探さない 習慣3 負の感情にふりまわされない 習慣4 身近な人こそ大切にする 習慣5 自分の幸せと大切な人の幸せをすり合わせる 習慣6 「長く」より「良く」生きることに注目する 習…
基本的に「ひとり遊び」ができる人は田舎暮らしに向いているのです。 自由な時間と場所を与えられたときに、自分で何かやりたいことがあって、それができる人。 あるいは、そのときにはとくにやりたいことがなくても、考えてなにかをやることを見つけ、自分…
ここでわたしがもう一つ紹介したいのは、やはり『発心集』の巻六にある「時光、茂光、数奇天聴に及ぶ事」である。 これは拙訳にてお目にかける。 その昔、市正時光という笙の名人がいた。 茂光という篳篥師と碁を打ち、打ったあと二人して声を一つにし裏頭楽…
だがよく読めば、この「貧男、差図を好む事」の急所は、 ――能々(よくよく)思へば、此の世の楽(たのしみ)には心をなぐさむるにしかず。 この一行にあるのは明らかだ。 長明にとって最も尊いのは、現実の世での成功や、栄耀栄華といった外面的なことにある…
そして初めて、他人を意識し、他人との競争に明け暮れすることの空しさに気づく。 大事なのは自分であって、自分にとって何が必要で何が不要か、それを見定め、自分のために生きるのが当り前なのだ、と考えるようになる。 基準は他人にでなく、自分にあるの…
ここに六十の露消えがたに及びて、さらに、末葉の宿りを結べる事あり。 いはば旅人の一夜の宿を作り、老いたる蚕の繭をい営むがごとし。 これを、中ごろの栖に並ぶれば、また、百分が一に及ばず。 とかくいふほどに、齢は歳々にたかく、栖は折々に狭し。 そ…
たしかにそのとおりで、世間の人はとかく、宝くじに当たるような外から与えられた幸運を幸福と同一視しがちなものだ。 が、すでに見て来たように、偶然(運命)が与えた幸運なぞはすぐにまた運命に取上げられるもので、断じて頼りにすべきでないとするのが、…
わたしはこれまで一度として運命をあてにしたことはありません。 たとえ運命が友好状態を保とうとするような様子をみせた時にでも、です。 彼が最大の親切さからわたしに積み上げてくれたもの、財産や、官職や、勢力やを、わたしは、運命がわたしを興奮させ…
いかに多くの物が余計な物であるかに気づくのは、それらがなくなりだした時です。 そのとき我々は、それが必要だからではなくて、それを持っていたがために使っていたにすぎないことを知る。 我々はなんと多くの物を、他人がそれをやっているという理由でや…
どうしたら我々はこの不安(あと人生の残りの時間がどれだけあるかという不安)から逃れることができるか? それはただ一つ、人生を未来に目標を置いて運んでゆくのでなく、ただいま自分自身に集中させることによってだ。 未来に依存する者には、現在は無意…
その人の生き方のように人はしゃべる。 人の話し方を聞けば、生き方がわかる。 「手紙」114-1 (p163) 『ローマの哲人 セネカの言葉』 (中野孝次,岩波書店,2003)
では徳(倫理的完成)の主なしるしは何ですか? それは、未来をあてにしないこと、自分の生きている日々を数えないことです。 というのは、徳は任意の短い時間の中で永遠の価値を実現するからです。 「手紙」92-25 ここで言われていることは、幸福な人生とは…
正しい行為の報酬は、それを行ったということの中にある。 「手紙」81-19 人に認められようがためとか、何らかのためにするのは本当の正しい行為ではない。 それを行ったよろこびの中にすでに全き報酬のあるのが、正しい行為だというのだ。 モンテーニュは「…
君を道徳的に善になしうるものは、すべて君の内にある。 「手紙」80-3 神だの仏だのと言うと、人はそれを外に求める。 そういう存在が自分の外に形としてあって、それをあがめるのだと思いがちだ。 が、神も仏も君の外に対象としてあるのではない、すべてす…
ところで僕は君の心の強さを試そうと固く決心したので、あの偉大な人々の指示に従って君にこうすすめます。 幾日か期限を切って、その間は僅かの単純な食物と、粗いごわごわの衣服とで暮らしてみて、こう自問するのです、 「これがあの怖れていたことか?」…
「多くの者にとって、富を得たことは苦悩の終りではなくて、その変形だった」というこのエピクロスの言葉に僕は驚きません。 過ちは事物の中にでなく、僕らの心にあるからです。 「手紙」17-11 ルキリウスが相変わらず「十分な財産を持ったら哲学に専念しよ…
そして僕は叫ぶ、 「大衆の気に入るものを避けよ、 偶然のもたらしたものを避けよ。 思いがけぬ幸運に遇ったら不信と不安を抱け」と。(p91) 『ローマの哲人 セネカの言葉』 (中野孝次,岩波書店,2003)
野獣は危険が迫るのを見れば逃げだす。 危険が去ればもう何の心配もしない。 人間だけが未来のことや過去のことを思って、我と我が身を苦しめるのです。 人間の利点であるものの多くが、逆に害をなすのです。 「手紙」5-9 (p86) 『ローマの哲人 セネカの言…
エピクロスの、 「楽しき貧しさは、美(うるわ)しき哉」 を引いて、それをセネカが自分の言葉に変えたのだが、二人の名人の合奏を聴く思いがする。 貧乏が楽しいものになったら、それはむろんもう貧乏ではない。 所有の少ない人ではなく、渇望の多い人が、…
さて、それでどういうことになりますか? 自分に残された僅かなものに満足している人を、僕は貧しい人とは思わぬのです。 「手紙」1-5 (中略) インターネットだのテレビだの電話だのケータイだの、ありとあらゆる文明の機器によって途方もない量の情報に日…